子供の身長が全然伸びないけど、大丈夫なの?
そう感じているのなら、低身長症かどうか早い段階で判断した方が良いかもしれません。
低身長症でもホルモン治療を行えば、平均身長くらいまでは成長させることができますので、早めの検査が非常に大切です。
目次
低身長症の判断基準と割合は?
周りの子供よりも身長が低いけど、成長期になれば大きくなる。
そう思っていると、あっという間に身長が伸びずに止まってしまうかもしれません。
成長期に伸びる身長には限界があり、1人だけ30cmも40cmも伸びるわけではありませんよね?
平均的に20〜30cmしか伸びない。
これが現状ですので、身長が低いと心配になっているのなら、早めの検査や治療が必要だと理解しましょう。
医学的な低身長症の割合は、2〜3%と言われています。
背の順で常に一番前で、誰よりも小さいのなら幼稚園の段階から低身長症か疑って検査を行ったほうがよいかも。
低身長症の基準としては、
- 平均身長よりも非常に低い
- 1年間の身長の伸び幅が少ない
この2点を基準に低身長症かどうかを判断すべきだと言われています。
実際にどういう意味なのかをより詳しく説明しますので、しっかり理解してください。
低身長症の子供は平均身長よりも非常に低い
子供の身長を判断する際には、平均身長との違いを示したSD値が基準になります。
平均身長よりも大きければプラスになり、平均身長よりも低ければマイナスになりますので、注意すべきはマイナスの数値。
-1SDであれば医学的低身長症ではありませんが、-2SDを下回るようだと医学的低身長症と判断されます。
その場合は、治療費の多くの部分を負担してもらうことができますので、早めに検査を実施して問題がないかチェックしてください。
低身長症の子供は1年間の身長の伸び幅が少ない
平均身長を基準にしたSD値は、1年間の身長の伸び幅で上昇することもありますし、低下することもあります。
-2SD以下でなくても、-1.5SDが2年連続で続く場合でも医学的低身長症と判断されるでしょう。
小学生になると、男の子でも女の子でも毎年5〜6cmは身長が伸びますが、年間の伸び幅が4cm以下だとかなり身長が低い状態に。
その結果、低身長症と判断されることもあります。
低身長症の判断基準は、いずれかが当てはまる場合と、両方が当てはまる場合がありますので、気になる人は早めの検査をしましょう。
学校の身体検査や健康診断で、病院で検査を勧められる場合もありますので、面倒だと思わずにまずは検査を受けてください。
子供の低身長症の原因は?
子供が低身長症になるのは、先天的な原因と後天的な原因の両方がありますので、まずはその原因を突き止めることが大切。
先天的な原因には、病気が原因になっているものもあります。
病気が原因であれば治療をしなければ、絶対に低身長症を改善することもできず、将来的にも低身長のリスクが高まるでしょう。
実際に病気が原因かどうかということを基準に、低身長症の原因を考えてみましょう。
病気以外の原因で低身長症が起こる理由は?
病気以外の原因で起こる低身長症は、積極的な治療が必要ではなく、真っ先に子供の生活習慣等を改善すべきでしょう。
病気以外が原因だとすると、
遺伝的要素か、生活習慣や生活環境の影響が原因でしょう
両親の背が低い場合でも高身長になることもありますし、その逆も起こりえます。
一般的に身長に対する遺伝の割合は25%以下だと言われていますので、そこまで高くないですよね。
それよりも後天的要素の環境要因が重要かも。
睡眠時間・運動習慣・食習慣・ストレス度合いが残りの75%以上を占めていますので、そこを改善してあげることが良いかも。
その積み重ねで、全然伸びない状態が徐々に改善し、少しずつ身長が高くなることが予想されます。
病気が原因で低身長症が起こる理由は?
病気が原因の低身長症には、ホルモン分泌が行われないものや染色体異常、骨や軟骨の形成前など、本格的な治療が必要な症状が多いんです。
低身長症の原因で多い疾患には、
- 成長ホルモン分泌不全性低身長症
- 甲状腺機能低下症
- ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群
- 軟骨異栄養症
- 慢性腎不全
どれも専門の医療機関で治療を行わないと改善できない症状ですので、総合病院や専門機関での治療を推奨されると思います。
実際に検査してみないことには、どこに問題があって身長が全然伸びないのか。
これを判断することはできませんので、早めの検査は非常に重要。
小学校入学直後くらいまでに治療を始めれば、成長ホルモンの分泌量に問題があっても、平均身長くらいまでは普通に成長できます。
成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療費は?
子供の低身長症の原因で最も多いのが、成長ホルモン分泌不全性低身長症。
実際に必要になる治療費のイメージを紹介すると・・・
体重20kgのお子様に対しては1ヶ月に約15mgの成長ホルモンの投与が必要です。成長ホルモンは非常に高額なため医療費は1ヶ月あたり184,830円になります。やや安価なバイオシミュラー薬品を使ったとしても110,430円ですが、そのすべてを負担する必要はありません。
参照:城山台クリニック
国や各自治体で様々な保証制度がありますので、それを活用することで治療費の負担額が少なくなります。
- 健康保険
- 高額療養費制度
- 乳幼児医療費助成制度
- 子ども医療費助成制度
- 小児慢性特定疾患治療研究事業
いずれも-2SD以下の子供に適応されますので、ある程度成長した段階で自己負担額が増えるということは理解しておきましょう。
「小児慢性特定疾病」の認定を受けると、男の子は156.4cm、女の子は145.4cmを超えると助成を受けることができません。
制度は改定されることが多いので、病院で医師に最新の助成制度などを確認するのが良いでしょう。
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