アルギニンを多く含む食品や食材の摂取が、子供の成長に効果的だと言われていますが、その理由を知っていますか。
アミノ酸の一種のアルギニン。
子供の成長に役立つ理由と実際にアルギニンが多く含まれている食品や食べ物を紹介します。
成長期の子供で身長の伸びや背の高さに悩んでいるのなら、アルギニンが豊富な食品や食材の摂取量を増やすのもひとつの方法ですよ。
目次
アルギニンの摂取が子供の成長に与える影響とは?
アルギニンとはアミノ酸の一種で、タンパク質を摂取する際に同時に摂取している可能性が高い成分。
アルギニンは大人にとっては非必須アミノ酸なので、食事での摂取量が少なくても自分で分泌できるので問題ありません。
しかし、子供は分泌量が少ないので準必須アミノ酸になります。
普段の食事でアルギニンを摂取することが推奨されており、それが成長期までの子供の身長の伸びにも大きな影響を与えます。
アルギニンは成長ホルモンを合成する際に必要になる成分で、成長ホルモンの分泌量が成長期までの身長の伸びに影響を与えます。
だから少しでも多くのアルギニンを摂取することは、それだけ大量の成長ホルモンを分泌できる可能性が高まるといことです。
しかもアルギニンには、インスリンやグルカゴンの分泌を促進する効果もあるので、子供が成長する際には非常に大切です。
アルギニンが持つ様々な健康効果とは?
身長を伸ばす目的だけなら、成長ホルモンの分泌量をアップさせてくれるだけでも十分にメリットはありますが、アルギニンの効果はこれだけではありません。
一般的に言われているアルギニンの健康効果には、
- マクロファージの活性化による免疫力のアップ
- 血中アンモニア濃度が低下による疲労回復のサポート
- 動脈硬化、心筋梗塞など生活習慣病の予防
- 角質層の保湿力アップによる美肌効果
- 一酸化窒素の増加による血流改善効果
本当に様々な健康効果があると思いませんか。
大人の場合でも成長ホルモンの分泌量が増えれば、新陳代謝を促進したり、疲労回復力を高めたり、様々なメリットがありますので、お子様と一緒に摂取するようにしましょう。
アルギニンには成長ホルモン分泌刺激試験の試薬という側面もある
食品で摂取するアルギニンではありませんが、
低身長の子供の治療現場ではアルギニン製剤が成長ホルモンの最大分泌量の検査に使用されます。
成長ホルモン分泌刺激試験という検査で、
医療用のアルギニン製剤を体重1kgあたり0.5gと大量に用意し、点滴を使って30分ほどで血管内に直接投与。
アルギニンの血中濃度を異常に高めることで、成長ホルモンの分泌量の最大値を確認する検査です。
医療用のアルギニン製剤で一時的に血中濃度が急上昇すると、成長ホルモンの分泌を促す効果があることもわかっていますので、どれだけ子供に必要な成分なのかがわかるでしょう。
ただ実際に子供の低身長の治療には、
アルギニン製剤ではなく、医療用の成長ホルモン製剤を使用しますので、その点は誤解しないようにしてくださいね。
アルギニンを多く含む食品や食材にはどのようなものがあるのか?
これだけ重要な役割のあるアルギニンですが、普段の食事ではあまり大量に摂取することができない傾向がある栄養素。
WHOのアルギニンの推奨摂取量は1日6000〜7000mg。
しかし最も高濃度に含有している豚ゼラチン(豚足)でさえ、100gあたり7900mgしか摂取することができません。
湯葉や高野豆腐なども100gあたりで4000mgと大量にアルギニンを含有していますが、どれも子供に馴染みのない食材ばかり。
だからこそ、アルギニンが多く含む食品や食材を知って、効率的に摂取することが大切です。
ここからは実際にアルギニンを多く含む食品や食材を分類して紹介しますので、できる限りお子様に食べさせるようにしてくださいね。
肉類でアルギニンを多く含む食品や食材は?
- 豚ゼラチン→7,900mg
- 豚ロース→1,500mg
- 鶏むね肉→1,500mg
- 鶏ひき肉→1,500mg
- ほろほろ鳥→1,500mg
- 七面鳥→1,500mg
- やぎ→1,500mg
- くじら→1,500mg
- 馬→1,300mg
- うさぎ→1,300mg
- 鶏胃→1,300mg
- 鶏もも→1,300mg
- 牛ひき肉→1,300mg
- 牛サーロイン→1,200mg
- 牛リブロース→1,200mg
- 牛レバー→1,200mg
- 豚ひき肉→1,200mg
- 鶏レバー→1,200mg
- 牛ハツ→1,100mg
- 豚レバー(肝臓)→1,100mg
- 豚ハツ(心臓)→1,000mg
魚介類でアルギニンを多く含む食品や食材は?
- かつお節(削り節)→4,000mg
- しらす干し→2,500mg
- すじこ→2,000mg
- 生伊勢海老→2,000mg
- 車海老→2,000mg
- しばえび→2,000mg
- 毛蟹→1,500mg
- しゃこ→1,500mg
- クロマグロ→1,400mg
- はも→1,400mg
- 乾燥しらす干し→1,400mg
- きはだ→1,300mg
- ひらめ→1,300mg
- とびうお→1,300mg
- さわら→1,300mg
- しろさけ→1,300mg
- まがれい→1,300mg
- かつお→1,300mg
- くろかじき→1,300mg
豆類でアルギニンを多く含む食品や食材は?
- 分離大豆たんぱく→7,000mg
- 干し湯葉→4,500mg
- 高野豆腐→4,000mg
- きな粉→3,000mg
- 全粒大豆→3,000mg
- そらまめ→2,500mg
- えんどう豆→2,000mg
- りょくとう→1,500mg
- 油揚げ→1,500mg
- ささげ →1,500mg
- 小豆(あずき)(あん)→1,500mg
- いんげんまめ→1,200mg
- 全粒小豆→1,200mg
これらは可食部100gあたりのアルギニン摂取量ですので、うまく組み合わせて普段の食事で摂取しましょう。
アルギニンはアミノ酸の一種だから、
タンパク質が多い食品や食材に含まれている傾向がありますので、身長を伸ばす意味でもしっかり摂取するようにしましょう。
アルギニンサプリメントの効果と子供の身長への影響は?
アルギニンは普段の食事で効率的に摂取することが難しいので、サプリメントで大量に効率的に摂取するのが良いのでは?と考える人もいます。
アルギニンを主成分にした身長サプリメントも販売されていますし、アルギニンに特化したサプリメントも販売されていますよね。
成長ホルモン分泌刺激試験の試薬という効果や、食事での摂取のしにくさを考えると当然のことかもしれませんが、アルギニンサプリメントは色々問題があります。
アルギニンは強アルカリ性の性質なので、
アルギニンだけを大量に摂取すると胃痛や胸焼け、腹痛などの副作用の原因になることも。
さらにアルギニンサプリメントでは、
成長ホルモンの分泌促進効果がないことも科学的に証明されており、子供の身長を伸ばす事はできません。
アルギニンサプリメントに身長を伸ばす効果がないことに関しては、日本小児内分泌学会という低身長の治療を行なっている医師団体も公式見解として認めている部分。
サプリメントで摂取するのではなく、
アルギニンを多く含む食品や食べ物を活用して、普段の食事でしっかり摂取するようにしてくださいね。
アルギニンを多く含む食品や食材をしっかり摂取しよう。
アルギニンは食事で摂取することが基本で、どれだけ子供の成長に役立つ成分であるのかが良くわかったと思います。
だからこそ、今回紹介したアルギニンを多く含む食品や食材を意識的に摂取することが大切。
普段の食事で摂取しにくいアルギニンは、
ビタミンB6と一緒に摂取することで、その吸収率が高まりますので、食材ごとの組み合わせも考えてみてください。
肉類や魚介類、豆類などをうまく組み合わせることでも、アルギニンの吸収率は向上しますので、同じものばかりを食べないようにしましょう。
普段の食事で何を食べるのか?
どんな栄養素を摂取するのかは、お子様だけではなく家族全員の体作りの基本ですので、しっかり意識してくださいね。
【速報】NHK「所さん!大変ですよ」で身長サプリメント特集!
NHK総合の人気バラエティ番組「所さん!大変ですよ」2017年7月20日(木)の放送で、身長サプリメントをはじめとする子供向けのサプリメント特集が。放送タイトルは「なぜか女性に話題!?不思議なサプリメント」で、サプリメントの効果に疑いを持っている所ジョージさんの前に、様々な子供用サプリメントが登場。
効果に疑問を持っている人も多い身長サプリメントの気になる情報やカラダアルファを実際に子供に飲ませている親御さんのインタビューも放送。
【追記】→番組の放送内容まとめ。
>>子供の身長を伸ばす栄養豊富なサプリメントはカラダアルファだけ!<<
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